オンライン報告書 - 2008 年 訪日企画 - ディスカッション
ディスカッションの意義
普段、日本人同士でも真剣にディスカッションをすることはめったにない。それを、出会って間もない、習慣も文化も価値観も全く違うロシア人の学生と行うというのは、大変貴重な機会だ。ディスカッションは、この交流企画の中で、私たちが中心に位置づけ、入念に準備を進めてきたものである。
今回のディスカッションのテーマは 3 つ、「国とメディア」「北方領土」「死刑制度」だ。事前に定例会で、勉強会をしたり、日本人だけでの模擬ディスカッションをしたりした上で、ロシア人学生とも話し合って決定した。ディスカッションは、日本語、ロシア語、英語を混ぜ合わせて行い、それぞれ自分の意見を伝えよう、相手の考えを理解しようと必死であり、また政治や宗教も絡む難しいテーマであったが、その分考えさせられることの多い、中身の濃いものになったように思う。ロシア人学生は、日本人学生より自分の意見をしっかり持っているように感じられ、刺激を受けたのも事実である。どのテーマをとっても、新たな発見や驚きがたくさんあったが、それだけでなく、国の違いは関係ない共通の意見や、個人の考え方の問題となる事柄を見出すこともできた。そして何より、ディスカッションを通じて、ただ共に行動するだけでは知ることができない互いの率直な考えを話し合い、理解をさらに深めることができたことは、大きな収穫である。
ディスカッション形式

テーマ
進行
- 各日、ディスカッション開始前に、担当者がテーマについて調べた参考資料を配布し、30 分ほど概要を説明した上でディスカッションを開始する。
- 参加者は 4 つのグループに分かれ 2 時間ディスカッションした後、各グループのディスカッション成果について日本語・ロシア語・英語で発表を行う。
3 日間のディスカッションを終えた後、企画参加者以外の方にもこの企画と会の意義を知っていただけるよう、ディスカッション報告会を開いたところ、高校生から社会人まで、ロシアに関心のある 20 名ほどの方にご参会いただいた。