オンライン報告書 - 2006 年訪日企画 - ディスカッション
テーマ「就職」
はじめに
この企画に参加するメンバーはロシア人も日本人も皆学生。しかし、もちろん永遠に学生でいられるわけはなく、メンバーのほとんどがいずれは社会に出ることとなる。『就職』、この二つの漢字で表された単語を学生生活の間に何度耳にし、何度口に出すのだろうか。それほど日本では学生と就職とは切っても切り離せない間柄であるというあらわれであり、エントリーシートやインターンシップなど就職に関する複雑なシステムはもはや通例と化している。では、ロシアの場合はどうなのであろう。それがこのテーマの出発点であった。
今回はロシア人メンバーが全員女性ということもあり、ロシアと日本における職に就くという一連の流れや認識の相互比較に加え、女性という側面から就職について考えることも試みた。
レジュメ
日本とロシア比較
日本
- エントリーシートなど就職活動の仕組み
- 資格やダブルスクール
- 就職活動体験記
ロシア
- (質問) 就職活動は存在するのか
女性と就職
- 女性からの視点(女性の社会進出)
- 育児休暇の有無と実際
- 結婚後の再就職
- 実体験
まとめ
就職活動の時期
- 日本...大学3年生の10月から4年生の夏前くらいまでが一般的
- ロシア...5年生になった頃から調べ始める。採用決定後すぐに働かなくてはならないので、面接は卒業後。ちなみに中途採用もある。
就職活動の現状
- 日本...大学が就職活動の面倒のサポートをしてくれる。
- ロシア...大学と企業が提携して、卒業生を働かせる。企業が学費を少し負担し、卒業後低い給料で働くというシステムもある。
求められるスキルなど
- 日本...性格や意欲重視。
- ロシア...成績、能力、専攻など。
転職
- 日本でもロシアでも難しい。
男女差別
- 日本...無いと言い切れない。
- ロシア...就職時はほとんどない。結婚後も女性は働き続ける。国からの援助や2年間の休みがもらえる。肉体労働は男性、言語系、医者は女性が多い。
- ※昇進に関してはロシアも男性の方が有利なようです。
ディスカッションの感想
自分が就職活動を終えたばかりだったこともあり、ロシアでは就職活動がどのようなものなのか関心があった。話し合いのなかで印象に残ったのは、ロシアでは知り合いのツテ(つまりコネ)で仕事を見つけることがとても多いということである。それを聞いて私は「やっぱりなぁ」と思ってしまった。日本人学生と同じだと感じた点は、ロシア人学生も必ずしも自分の専攻を活かして将来の仕事をしようとは考えていないということだ。日本人学生がロシア語を活かした仕事を探すのが大変なように、ロシア人学生も日本語を活かした仕事を得るのは困難なようだ。今回のロシア人メンバーは全員女の子だったので、男性の就職観なども聞いてみたかった。