オンライン報告書 - 2004 年訪日企画 - ディスカッション
外国語
外国語に関するテーマは、毎年必ずといってよいほど、何らかの形で取り上げられています。というのも、私たち日ロの学生が交流するためには、共通言語が何かしら必要であることを実感するからでしょう。今回は、外国語という大きな枠のなかで、"将来の世界の共通語"と"語学留学"というテーマに注目することにしました。
まず、"将来の世界共通語"というテーマについて説明しましょう。これは、もしも将来、英語以外で世界共通語になる言語があるとすれば、それはどの言語だろうか、という問いかけから始まります。現代の世界共通語は英語であり、それは政治的、歴史的、そして言語そのものの特徴にその要因があると思います。ならば逆に、言語に注目することで、私たちを取り巻く政治や社会の動き、そしてそれに対する私たちの考えを浮き彫りにすることができるのではないでしょうか。日本とロシア、そしてそれよりも、個々の言葉と社会に関する意見を交換する場になればと思いました。
次に"語学留学"というテーマについてお話しましょう。少なくとも日本では今、留学が簡単に実現できるようになってきています。実際この日ロのメンバーの中で、日本側からもロシア側からも、たくさんの学生が日本やロシア、そして他の国々への留学を経験し、また志しています。今回は特に言語習得を目的とした語学留学に的を絞って、ディスカッションをしました。
世間は"留学"についてどのような評価をしているのでしょうか。そして、留学を志す者とそうではない者の、留学に対する考え方の違いはどのようなものでしょうか。さらに、留学だけではなく、実際に興味を持っている国で生活することが、自分の言語習得や人生にどのような影響を与えるのか。そのようなことに目を向け、今回の訪日プログラムや、我々日ロの活動をどのように今後生かしていくべきかを話し合いたいと思いました。
まとめ・感想
私たちの班のテーマは「外国語」、その中でも大きく分けて「外国語学習・将来の世界共通語」と「留学」について話し合った。もちろん全員が外国に興味を持っている集団ということもあり、とても話しやすく興味深いテーマであったと思う。
まず外国語学習について。驚いたのがロシアでは公文のシステムを使って日本語を教えている所もあるということだ。完全に分かるようになるまで繰り返すのでとても人気があるらしい。また、外国語を勉強するのは将来のためか、それとも趣味としてかという項目では、日本・ロシア側ともにロシア語・日本語は主に趣味であり、英語は将来のためという意見が多かった。やはり日本でもロシアでも英語以外の言語を武器に働ける企業は今のところ少ないようだ。
次に英語以外の将来の世界共通語について話し合った。中国語、スペイン語、エスペラント語さらにはコンピュータ語など幅広い意見が出た。また人の移動が活発になってくる中で国境を接している国どうしの言葉が混ざって新しい言葉ができるのではないかという意見もあった。さらに世界共通語になるための要素はもちろん簡単なことであるが、エスペラント語は言葉自体にも歴史がなく、文化から学ぶことができないので普及しなかった、という考えも出てとても納得させられた。
次に 2 つ目の項目の留学について。1 年という留学では言語習得には十分な効果は期待できないが、その国の文化、考え方に触れることができるので留学は必要だという意見が多かった。また留学した人としない人とでは、就職機会に差ができてしまうというロシア側からの意見もあった。
様々な意見が出て、とても実りのあるディスカッションになったと思う。それにしてもロシアメンバーが積極的に発言してくれるのには驚いた。授業などでディスカッションがあるので慣れているとのこと。日本メンバーも頑張ろう!