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テーマ「文化」

「文化」というとても幅広い意味をもつテーマの中で主に伝統文化・芸能の現状について話し合った。まずお互いの国の文化紹介をした。日本からはあらかじめ日本の伝統文化についてのレジュメをつくって持っていったのだが、とてもロシア人に好評だったようだ。

ロシアの伝統文化といえばマトリョーシカくらいしか知らなかったが、ロシア人たちは他の私たちの知らない伝統文化の話 (例えばロシアの著名なイコン画家アンドレイ・ルブリョフの話など) を熱く語ってくれた。伝統文化といっても身近に感じるものもあればそう感じないものもあり、その境界線を探ってみた。ロシア人にとっての境界線は自分で作れるか、それとも作れないかにあるらしい。たとえば料理やダーチャ (別荘) は自分で作れるから身近に感じ、作れないなら身近に感じないのだと言う。

日本の場合、折り紙や習字が身近なものとして捉えられており、それは安価で手に入りやすいことや、学校の授業の一環として習っているからだろうと考えられる。一方で歌舞伎、能、狂言は身近に感じる人は少なく、それはチケットの価格が高いこと理由の一つに挙げられた。

最後に私たちはそれらの伝統文化・芸能の今後について話し合った。日本もロシアも心では自国の文化保存には賛成だけれども常日頃そういった考えを抱いている人はほとんどいなかった。しかし最近スーパー歌舞伎など、伝統文化や民謡を現代風にアレンジした新たな試みも見られるようになってきている。ロシアでも「イワンクパーラ」というグループが伝統的な民謡を現代風に編曲し人気を博しているらしい。

今回のディスカッションでお互いが自国の文化に対する思いをさらけだし再認識できたことは非常に有意義であったと思う。