オンライン報告書 - 2003 年訪ロ企画 - 各都市代表あいさつ
日本ロシア学生交流会幹事長あいさつ
青山学院大学 3 年 増渕美穂
第 16 回交流企画が無事に終わった今、この長かった訪ロ企画は私たち両国の学生に非常に多くのものを残したと感じております。本企画実現にあたり、これまで私たちの活動にご理解とご協力いただいたすべての方々に会員一同心よりお礼申し上げます。
前回の訪ロ企画から、従来のノヴォシビルスクに加えて新たにリャザンを交流都市に設定し、2 都市交流の訪ロ企画としては今年が第 2 回目となりました。訪ロにあたっての膨大な準備には先輩方やその他たくさんの方々にアドバイスをいただき、万全を期しました。
ロシアでの日々を振り返ってみると、予定通りに企画が成功する場面もあれば、努力の至らない場面もありました。しかしこの企画を通して、参加メンバー全員が学生である今しかできない貴重な体験を心に刻むことができたことは間違いありません。
本会の「交流」には実に様々な意味が含まれていると思います。企画の主軸であるホームステイやディスカッション、その他の交流企画などを通し、私たちは多くの書籍や日々溢れる情報からは決して手に入れることのできないお互いの生の文化に触れることができます。なかでも最大の特徴は、やはり日本・ロシアという国籍を超えて、相手をひとりの「人」として見ることができることであると思います。
今は日本人社会でも人と人のコミュニケーションが希薄になったと言われつつあります。そのような社会に暮らす私たちが、遠いロシアで同じ年代の学生たちと真剣に向き合い、対話を重ね、コミュニケーションを図ることは、現代だからこそ何ものにも変えることのできない価値を持つと思います。
近年の不安定な世界情勢のあおりを受け、以前にもまして異文化の尊重や相互理解の重要さが多く叫ばれるようになった現代ですが、それらは実体ではなく言葉ばかりが先走りしていないでしょうか。言語を身につけ、知識や情報ばかりを溜め込んでも異文化理解は真の意味を成しません。本当の相互理解は、実際に人に触れ、喜びや怒りをともに感じ、そしてさまざまな姿を見せる相手を受け入れようと臨む心そのものなのです。
そのような努力のなかで、私たちは無意識的に彼らの背景にあるロシアという文化を確実に見ているのです。そしてこれは、彼らが私たちを通して日本に向ける眼差しにも同様に言えることだと思います。
無論こうした両国のより若い世代間での純粋な交流から生まれた信頼関係、友情、絆だけでは今両国が抱える政治的問題や複雑化する世界情勢の早急な解決に簡単に道を開くことは難しいと思います。しかしこのような交流は続けることに意味がある、ということを私たちは皆信じています。
そのために、今後も試行錯誤を繰り返しながら、両国の学生たちがこの意思を主体的に引き継いでいくことが何よりも重要だと感じております。
ノヴォシビルスク国立大学日本クラブ代表あいさつ
ノヴォシビルスク国立大学 4 年 ヴァーリャ・シーロヴァ
21 世紀の世界の多くの国際交流の中でも、学生交流会というプログラムは我々の関係の一層の発展に寄与するでしょう。
ノヴォシビルスク国立大学の人文学部付属の活動ではなく (non-commercial)、関係のない (non-governmental) まったくの (学生の自発的な) 社会団体というものです。
昔から間断なき相互の交流があるし、習慣で例年の 8 月に両面会議が行われて、文化や政治や経済などについて討論を開きます。よく知られていると、学生交流の一番主な特徴は外来の文化や隣にいる民族のメンタリティーなどを良く分かるようになって、他方では、普通の人間の関係も生まれます。学生交流の枠内で私たちは両国の (shoubi) の問題と世界政治の問題を話し合うことだけでなく、文化教育についても話し合います。
グループ会の私たちの企画の実現には欠かせない、ノヴォシビルスク国立大学人文学部長 Leonid Grigor'evich Panin 氏ならびにディスカッション開催のための場所提供に関してシベリア北海道文化センターの管理者の方、同じく参加者全員、私たち日本クラブのメンバーから心から感謝の意を表したいと思います。
日本クラブ全員から出た意見では、私たち両国の間の相互理解はホームステイだけでなく、学生の間の密接な友好関係の定着なくしてはあり得ないでしょう。
様々な理由にも関わらず、我々の関係は過去の交流の習慣に渡って、もっと面白いものを続けたいものです。
リャザン国立教育大学学生代表あいさつ
リャザン国立教育大学 3 年 マリア・モシュコヴァ
私はこの学生交流というアイディアがとても気に入っています。そして私たちは、このロシア人と日本人が互いに知り合い、コミュニケーションを図ることのできる企画を実現させてくれたすべての人々に、心から感謝の意を表したいです。
他の国の人々に会い、そして彼らの話す言語などを学ぶというこの交流は何と素晴らしい機会でしょうか。本当にありがとうございます!!! そして、日本語を (専攻ではなく) 第 2 外国語として学ぶ私たちにとって、日本人メンバーに英語やロシア語を話す学生がいたことは大きな助けとなりました。しかし来年には私たちは言語に関してさらなる経験を積み、スキルを身につけていきたいと望んでいます。
さらに、この企画は私たちが日本語の学習に励むことへのより良い刺激となりました。私は E-mail の手紙をぜひ日本語で書きたいですから! そしてこの企画は海外に素晴らしい友人を持つための貴重な機会でもあります。
友人というのは人々にとって欠かせなく、特に最近は将来への見通しが悪く、不安を感じたりしますし、生活が容易ではなくなる時に友人の存在は非常に大切です。ですから、私たちのより良い関係、そしてこの交流と真の友情が絶えず続くことを望んでいます。