2003 年 訪ロ企画
企画概要
| 企画名 | 第 16 回日本ロシア学生交流企画 |
|---|---|
| 主催 | 日本ロシア学生交流会 |
| 共催 | リャザン国立教育大学英語学科 |
| ノヴォシビルスク国立大学日本クラブ | |
| 助成 | 三菱銀行国際財団 |
| 平和中島財団 | |
| 実施期間 | 2003 年 8 月 11 日 ~ 8 月 31 日 |
| 実施場所 | ロシア連邦 |
| 本会会員参加人数 | 13 名 |
主な企画
ホームステイ
私たちの交流企画の基軸はホームステイです。私たちがこれまでロシアの学生と深い友情と信頼関係を築いてこられたことの大きな理由がこのホームステイにあると思います。
実際にロシアの家庭に飛び込み、学生やその家族の暖かい歓迎を受け、私たちは直に本当のロシア人の生活に触れることができます。そして受け入れた学生と生活を共にし、一対一の関係を築いていくことで、私たちの間には二度と手に入れることができない貴重な友情と絆が生まれます。
今回ホームステイを快く受け入れていただいたリャザン・ノヴォシビルスク両都市の多くの家庭に深い感謝を述べるとともに、このつながりが今後も日ロ学生交流会の交流を活発にしていくことを願います。
ディスカッション
毎年恒例の企画がこのディスカッションです。ディスカッションは、言語の壁を乗り越えて、いくつかのテーマに合わせて討議することで、より深い相互理解を促進することができます。
今回は、テーマを教育・文化・政治に分類し、事前に設定した論点をもとにして論議を進めました。グループは日本人・ロシア人全員を 2 ~ 3 のグループに分けて、メンバーも日ごとに入れ替え、より多くのメンバーの意見に触れることができるような構成にしました。ただし、使用言語の問題があるため、あらかじめ言語能力に長けた日本人メンバーを選び各班に配置するという工夫をしました。
ディスカッションによる相互議論はなくてはならないものです。なぜなら、こうした直の議論によって、私たちは両国の抱える今現在の問題をお互いに知ることができ、ひいてはそれが自国社会を顧みる大切なきっかけとなるからです。
文化紹介
今回新たに正式な企画として試みたのがこの文化紹介です。文化紹介はリャザンでのみ実施しました。この企画の主な目的は、まだ交流を始めて間もないリャザンの学生に日本をもっとよく知ってもらい、この交流を定着させることです。
リャザン国立教育大学では日本語教育が始まってまだ数年ほどしか経っておらず、街にも日本人がほとんどいないために、日本に関する生の情報に触れる機会が少ないのも現実だと思います。しかし日本語を学習する現地の学生の日本への興味は非常に深いものです。
そこで今回はお互いの国の何について知りたいかを事前から調査し、それぞれが自国文化についてのプレゼンテーションを行いました。まだ今後試行錯誤の余地は十分あると思いますが、お互いの文化を知る第一歩としての良い試みであったと思います。
都市散策・調査
前回の訪ロから本格的にリャザン・ノヴォシビルスクとの2都市交流が始まりました。リャザンとノヴォシビルスクは街の規模、歴史、地理的な要素などにおいて良い意味で対照を成しています。
リャザンでは主にクレムリンや軍事博物館などをまわり、少し郊外のエセーニン博物館や修道院を訪れました。モスクワにも訪れましたが、バスの車窓からのんびりとした大地が広がるリャザン郊外を 3、4 時間も眺めていると、次第に大都市モスクワが目の前に現れます。この移動はロシアの広さとその多様な姿を物語っており非常に印象的でした。
一方、ノヴォシビルスクはロシア第 3 の大都市ということもあって、大きなビル群が建ち並び、たいていの設備がありました。シーズンオフなのが残念でしたが、劇場にも訪れることができ、現役の女優の方からお話を聞くことができました。電車に乗って少し遠出してみればロシアの美しい自然が広がっており、近代的な面と自然な面、両方満喫することができました。
交流企画
親睦を深めるとともに、ロシアの文化を楽しく体感できる交流企画も数多く用意してくれていました。サーカスに行ったり、ディスコに行ったり、川でバーベキューをしたりしました。ロシア人の協力あってこそ可能なすばらしいイベントばかりでした。一緒においしいものを食べ、汗をかくまで踊り、広大で美しいロシアの自然を散策することは、日ロ双方にとって快い思い出になったでしょう。
言語面でも安全面でもロシアメンバーの存在は大変頼もしいものでした。リャザン・ノヴォシヴィルスク両都市訪問ということでしたが、リャザンがモスクワに近いということもあり、モスクワ探索もすることができました。かけがえのない経験ばかりであったと思います。